January 28, 2010

ちょっとショセのこと

こんにちは。

早くも更新が滞っていますね...。

さて、今回はこの様な場所を設けさせていただいたので、少しショセのことをお話したいと思います。

ショセはオーナー兼デザイナーの前田とアラサー女子3人、計4人のややピチピチ感に欠ける会社ですが、クリスマスにはみんなでプレゼント交換をするなど楽しく、そして時には厳しく(?)やっております。

98年前田が靴の企画会社より独立、"YOH number eighty one"をスタート。初めはメンズのみでした。現在でも展開しているローカットスニーカー(Y-103)が"YOH number eighty one"となっているのは、この頃から継続しているデザインだからなのです。

そして2年後の2000年の秋冬コレクションよりレディースをスタート。その時にメンズもブランド名を統一して"chauseer"となりました。"chausser"とはフランス語で靴とか靴下を"履く"という動詞です。靴に関係する言葉ということと、"ショセ"という響きが気に入りこちらに決めました。

ブランドコンセプトは"長く愛着の持てる靴"。よくショセを何かで紹介していただける時に"30年履ける靴"と書かれることがあるのですが、これはちょっとした誤解です。とあるライターさんとのインタビュー時に前田が、"例えば30年後に古着屋さんでうちの靴を見た時に、履きたいと思って貰えるような、時代に関係のない普遍的な靴を作りたい"との意味合いで伝えた"30年"が、"30年間履き続けることができる"になってしまいました。この言葉がなぜか一人歩きしてしまい少し困惑している次第です...。けれど、もちろん大切に履いていただければ長くお付き合いしていただけることに間違いはございません。

ここで、スタッフ紹介を兼ねましてそれぞれの"マイフェイバリットショセシュー(略してMFCS...)"を披露していただきましょう。

まずは我らがデザイナー前田洋一(43)。靴とお酒をこよなく愛す2児の父です。デザイナー自ら選ぶMFCSは、C-740(外羽根)とY-103(スニーカー)。(敢えてコードバン以外から選んでもらいました。)

好きな理由は?

"黒の靴は普段殆ど履かないのだけど、これは馬のベロアのオイルレザーで、だんだんアンティークな風合いになる独特な素材感が気に入っている。Y-103はこの配色が好き。実は1足目は履き潰してこれは2足目。あとはやはり立ち上げ当初からやっているので愛着がある"

とのことでした。このスニーカーは海外の展示会でもとても人気があります。なのでなくてはならない
デザインの1つなのですが、一度サンプルアップがぎりぎりになり、成田でサンプルを受け取ったことも!


次にうちの検品部長、スタッフY。ショセは工場さんから納品があった時点で1足1足検品をします。少人数なのでみんなで行なってはいるのですが、誰よりも厳しく検品を取り仕切ってくれています。そんなYのMFCSはどちらもウイングチップのPC-565(ブーツ)とC-279(短靴)。

好きな理由は?

"ウイングチップが好きな事と、2足とも同じ木型を使っているのですが、外反母趾で悩む私にこの木型がぴったり!"

とのことでした。特にPC-565はボロネーゼ製法で底の返りも良く柔らかいですものね。



さてさてお次ぎは、うちの癒し系担当スタッフH。最近ではお店のディスプレイなどもしてくれています。今日もちょうどバレンタインに向けてYと共に飾り付けをしてくれました。HのMFCSはPC-541(Tストラップ)とPC-571(ひも靴)。

好きな理由は?

"何よりまず素材感。好き過ぎて同じ色を買ってしまいました。あとはやっぱり履き心地の良さ。夏は素足で履く事もあります"

とのことでした。私もPC-541を持っていますがこれは本当に"ショセ!"って感じがします。グッドイヤー製法に焦がしたアッパー、クラシックなデザイン...。素敵です。



最後はわたくしI。世間で言う所のお局ってやつです。私の言うおやじギャグならぬお局ギャグを、女の子2人が嫌な顔の1つもするようになったことに一抹の寂しさを感じる今日この頃です。

そんな私のMFCS(しつこい?)はC-2065(キルト付きパンプス)。それこそ好き過ぎてこの春4足目を購入。私が"内羽根フェチ"なことと、履き回し度抜群のデザイン。キルトを外して履く事が多いのですが、付ければ4足が8足!?になるお得感が好きな理由でしょうか。

ちょっとと言いつつかなり長くなってしまいました。
こんなメンバーでやっておりますが、今後ともどうぞよろしくお願い致します。